京都の夏の風物詩の一つに皆さんご存知の「祇園祭」があります。
日本三大祭に数えられ、毎年京都府民のみならず他府県や海外からも多くの人が集まります。
祇園祭は最初から最後まで合わせると一ヶ月に及ぶ長~いお祭りですが、四条河原町~四条堀川の大通りと南北の幾筋もの路地が歩行者天国になり、立派な鉾や山車が鎮座し、露店が立ち並ぶ宵宵山、宵山が最高潮に盛り上がります。
街全体に祭の「コンコンチキチン、コンチキチン」とお囃子の音が響き渡り、山鉾の美しい装飾や沢山の提灯の灯りが京都の夜の街を一層美しく彩ってくれます。
そしてその宴が終わると祭のクライマックス、32基の山鉾が京の街を引き回される山鉾巡行です。
が、しかし、「祇園祭が終わると梅雨が明ける」と言われるように、毎年祇園祭はもれなく激しい夕立ちや暴風雨に見舞われます。
そもそも、祇園祭は荒ぶる神、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を鎮めるお祭と言われているので、祭の最中はおそらく素戔嗚尊の荒れ加減はピークに達しているのでしょう。
今年は台風直撃…。荒れ過ぎですよ、スサノオ兄さん。
今年ももちろん大好きな『月鉾』のチマキをゲットしました。
ちなみにこのチマキは食べられません。
祇園祭の期間だけ販売される厄除けのお守りで、京都の家々の玄関先にこのチマキが下げられています。
他府県の方で京都にお越しの際は各お家や店先を見るとたいていこの祇園チマキがあるので「ここは長刀鉾だな。」とか「蟷螂山か~。」とか「お、月鉾だね!」と観察されるのもオツかと思いますよ(^^)